【隣人ノ部】~Oriental Zodiac~&ヱブ技藝研究會
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文学関係 の 独り言
2012-09-11(Tue) 01:36


勉誠出版は「専門書出版社」と呼ばれることが多いです。

この「専門書」に対する言葉が「一般書」です。

さて、ではこの「専門書」と「一般書」とはどういったもので、どんな違いがあるのでしょうか。



まず、辞書を紐解いてみると、「一般」とは、「広く認められ成り立つこと。ごく当り前であること。すべてに対して成り立つ場合にも、少数の特殊例を除いて成り立つ場合にも使う」とあります。そして、「専門」とは、「特定の分野をもっぱら研究・担当すること。また、その学科・事項など」とあります(どちらも新村出(編)『広辞苑 第五版』(岩波書店)より)。

そうなると、「一般書」とは、「広く認められた書籍。ごく当り前のことを扱った書籍」で、一方の「専門書」は、「特定の分野を扱った書籍」となるでしょうか。そういえば、「専門書」は「研究書」と呼ばれることもあります。

ところで、いくつか出版関連の書籍にも当たってみましたが、明確に「一般書」と「専門書」を定義付けているものは見当たりませんでした。上記のような辞書的な意味はなかなかに抽象的です。ということで、日ごろ本に接している出版社(の一営業マン)が考えるところの違いを挙げてみたいと思います。



まず第一に価格。「一般書」<「専門書」というように、専門書の方が割高なものが多いです。何故専門書が高いかというと、買い手が少なくある程度価格を上げざるを得ないという解釈と、一方である程度価格が高くても、その分野を研究している人は買わざるを得ないという2通りの見方があろうかと思います。いずれにせよその部数、そして予めターゲットとしている購買層に見合った値付けが必要となります。こうした値付けについては、経済学でいうところの需要と供給の関係からも導けると思います(気になる方はミクロ経済学の書籍に当たってみてください。『入門 経済学』や、『経済学入門』といったタイトルの書籍に分かりやすく書かれています)。

ただし、始めに「~ものが多いです」と書いたように、一般書が専門書の価格を上回るということもあります。一番考えられる例は、事辞典。例えば、『広辞苑 第六版(普通版)』(岩波書店)は、8,400円(税込)です。これは弊社の、いわゆる専門書に当たる『「訓読」論』(5,040円(税込))(http://bit.ly/xkB5Ax)よりも高いです。しかし、『広辞苑』が専門書とはなかなか考えにくいです。

そこで、第二として内容。辞書的な意味からもある程度想像できるように、「一般書」は広く人々に膾炙するもので、「専門書」はある分野を中心に研究している人向けのものです。そのため、一般書よりも専門書の方が読む(理解)するのが難しい。

ただ、やはり「一般書」であっても難しいものはあります。例えば、ジャン・ジュネの『泥棒日記』だったり、ユイスマンスの『さかしま』といった作品は、小説ではありますが、読み進めるのはなかなかに骨が折れます。逆に専門書であっても、非常に明解に書かれたものもあります。例えば、弊社から刊行されている『揺れ動く『源氏物語』』(http://bit.ly/qlOFpY)という書籍があります。手前味噌ではありますが、とても読みやすい文章だと思います。そうなると「作り」に鍵があるのでしょうか?

というわけで、第三が書籍の「作り」。「一般書」は、とりわけ入門書やムックがそうですが、写真や図表をふんだんに用いて、パッと開いたときに見やすい、読みやすいものを目指そうとしているものが多いです。他方、「専門書」は、これはイメージも入っていますが、とにかく字が多いという印象。印象論は別にするとすれば、参考文献の記述がきめ細かになされているといったところでしょうか。



・・・とここまで「一般書」と「専門書」の違いをいくつか挙げて比較してきたわけですが、無論客観的な要因もありますが、主観的な側面で分けているという印象があります。確かに、数学のプロフェッショナルが「一般書」だと思っているものが、果たして自分にとって「一般書」と思えるのかどうかは疑問です。この辺りは、以前にも書いた(http://on.fb.me/GJlkDb)知識のある・なしも関連しているように思えます。そもそも、辞書的な意味からしても、「専門書」以外がすべて「一般書」といった、いわばダブルミーニングな取り方さえできそうなので、その線引きはあいまいな部分も残ります。しいて言えば、「一般書」は委託扱いが多く、「専門書」は注文扱いが多いように思いますが、やはりこれもその時々で変わってしまいます(「委託」と「注文」については、以前書いた記事(http://on.fb.me/GIliGQ)をご覧ください)。



以前ある方と話をしているときに、「一般書と専門書と分けるのではなく、あくまで読者にどう読んでもらうかを考えていくべき」といった旨の発言がありましたが、これだけ意味があいまいである以上、どちらも同じ「本」「書籍」として、できるだけ多くの人に手にとってもらいたいという気持ちで作り、そして販売していくことが必要なのかもしれません。
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